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QWOPのAutoSplit導入について

!注意!

この記事は2020年4月にニコニコのブロマガで公開した記事を移管して公開したものになります。
古い内容であり、現在はタイマーの自動化ツールとして"AutoSplit Helper"の使用を推奨しております。

具体的な解説はこちら

kuro1san.hateblo.jp

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このページでは、タイマーを自動操作できる"AutoSplit"をQWOPで導入する手順を紹介します。

計測区間は初期位置である0.2メートルから100メートルの間としています。
これはSpeedrun.comの記録認証実績を基に設定したものです。

用意するもの

LiveSplit(多機能なタイマーアプリ)
http://livesplit.org/

AutoSplit(自動操作アプリ)
https://github.com/Toufool/Auto-Split/releases

それぞれ以下のページを参考に設定しました。
基本的な利用方法、設定方法に関してはこちらやその他の解説サイトを参照してください。
RTA Play! - LiveSplit -
https://rta-play.info/tools/stopwatch/livesplit/

RTA Play! - AutoSplit -
https://rta-play.info/tools/stopwatch/autosplit/

QWOP用の設定

開始と終了のみを自動化したい場合と、区間タイムも計測したい場合で必要な設定が異なります。
ここでは区間タイムを計測(表示)する設定を解説します。

LiveSplit

区間設定

タイマー上で右クリックしメニューの"Edit Splits..."を選択します。
"Splits Editor"が開きます。(上画像)
"Insert ..."ボタンで10行まで追加します。
任意で各項目を編集し、"OK"を押します。

レイアウト設定

タイマー上で右クリックしメニューの"Edit Layout..."を選択します。
"Layout Editor"が開きます。(上画像)
区間タイムを表示させるため、"+"ボタンを押して"Splits"機能を追加します。
その他の機能やレイアウトはお好みで変更してください。

デザイン設定

Layout Editerの左下にある"Layout"ボタンを押下して"Layout Settings"を開きます。
"Splits"タブにある、"Total Splits","Deltas","Split Times","Columns"を変更します。
"Total Splits""10"に設定します。
"Deltas"と、"Split Times"はAccuracyを"Hundredths"にします。※小数点第二位までを表示
"Columns"はタイマーウィンドウに表示させる時間の種類を自由に設定できます。
私の設定を例に説明すると、上から
"自己ベストとの差分タイム","区間までの到達タイム","区間内タイム","区間内ベストとの差分タイム"となります。
表示設定やカラム名は好みに合わせて変更してください。


最終的にはこのように表示されます。


全て設定し終わったら"Save Splits As...","Save Layout As..."で別名保存しておくことをお勧めします。

AutoSplit

画像フォルダの指定

"Split Image Folder"で画像を保存するフォルダを作成および指定します。

取り込み範囲の設定

"Select Region"を押下し、距離表示部分を取り込み範囲として指定します。
この指定はモニターに対する絶対指定のため、ブラウザの表示がズレると画像認識に失敗しやすくなります。
可能であればブラウザのサイズや表示位置の保存とリサイズができるアドオンを導入すると良いでしょう。
私はFirefoxの"Resize!"というアドオンを使用しています。

画像の作成

10メートル区切りの画像を用意します。
ダウンロード
画像の流用は認識処理の成功率が悪く、現時点ではおすすめできません。
膝走りなどで距離を調整し、AutoSplitのスクショ機能で10メートルずつ画像を取得します。

動作設定

"Pause time (seconds)"は初期設定(5秒)だと長い場合があるので短く変更しておきましょう。
"Timer Global Hotkey""Start/Split","Skip Split","Undo Split"をLiveSplitのホットキー設定に合わせます。
"Reset"はLiveSplitに合わせない方が良いでしょう。理由は後述します。

使い方

ブラウザでQWOPを起動し、AutoSplitでキャプチャされていることを確認します。
距離表示が"0.2"にならない場所まで移動するか、倒れます。
"Start Auto Splitter"ボタンを押下します。
"Current Split Image""0.2"の画像が表示されるので、スペースキーかRキーでリスタートするとタイマーが動き始めます。
クリア後はタイマーを更新するため、"手動で"Start/Splitキーを押してタイマーリセットします。
するとAutoSplitも画像が一周し、再び"0.2"が表示されます。
この状態でリスタートすることで、キー操作のみで計測を続けることができます。

途中で失敗して再走する時は、LiveSplitは"Reset"、AutoSplitは"Undo Split"で戻しましょう。
AutoSplitをリセットすると、再度"Start Auto Splitter"を押下しなければいけないためです。

注意点

  • おじさんの頭がどんぴしゃのタイミングで距離表示に被ると計測に失敗する
  • 表示が100メートルに届かないまま足を伸ばしてゴールすると計測が自動で終了しない

使い始めて日が浅いため、気付いた点や新たに判明した点があり次第修正、加筆していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。